世話人と生活支援員の兼務
私はグループホームの世話人と生活支援員を兼務しています。
勤務体制は4交代のシフトで回っています。
遅番の時の帰宅時間は22時になり、グループホームの宿直勤務の時は、ひと晩家を空け、翌日の午前中に帰宅する事になります。
グループホームでの利用者さんとの距離感
私が勤めるグループホームは男性棟と女性棟それぞれ〇名以上の利用者さんが入居しています。
当然の事ながら皆さんの性格や考え方、そして入居に至るまでの生活環境は様々です。
グループホームは利用者の方にとってはお家です。
自分にとっての快適な環境を求めるのは当然のことです。
そのため利用者さんがグループホームに住むに辺り、世話人である職員に求める事に臨機応変対応していくことが私たちの仕事です。
例えば若い利用者さんに社会人としてのマナーを伝える支援をするためには、ある程度の関係性が築けていないと難しくなります。
そして関係性を作るためには一定期間が必要となります。
グループホームで利用者さんに関わる時、その距離感はとても難しいのです。
相談されたことに対して急いで答えを出さない事、利用者さんにも時間をかけて考えてもらう事、そして私たち職員が振り回されて疲弊しないことがとても大切になります。
同僚の悩み
施設には管理者がいます。
管理者には施設運営の重要項目の決定権があります。
管理者は職員の得意分野を把握して施設運営に活かしていくことが大切になります。
施設がうまく機能するか否かは管理者にかかっていると言っても過言ではありません。
先日同僚から相談を受けました。
利用者に関する事で管理者からメールが来たんだよ。
以前別のグループホームで働いてきた経験や自信もあるし、このメールには納得出来ない。
利用者さんへの対応について管理者と考えが食い違っているんですね?
管理者から信頼されていないと感じているようですね。
とにかく、信頼して任せてほしい。
自分には自分のやり方がある。
自分は管理者ではないし、自分が勤務している時は利用者に明るい気持ちになってほしいと思っている。
なんだか管理者からのメールが腑に落ちないんだ。
私の働いている施設は20代~50代の職員がおり、男女比も半分で利用者さんにとっては最高な環境だと私は思います。
どうすれば利用者さんにとって一番いいのかを職員はいつも考えています。
毎日、終礼で振り返りを行い、月1で会議も行います。
管理者との関係性について同僚から相談された私は同僚の気持ちも理解出来ましたし、同じ気持ちになった事がある事を伝えました。
同僚は安心した様子で今後も自分のやり方で頑張ると話し、その意気込みを聞かせてくれました。
2019年の1月、私の息子は統合失調症を発症しました。
息子は妄想の症状が強く出ていたこともあり入院することになりましたが、5日間の入院で退院することになりました。
息子の退院後、私は仕事を辞めました。
母子家庭の私は正社員で働いておりましたが息子が心配で仕事どころではありませんでした。
退職後は短期の派遣の仕事をしながら息子と過ごしていましたが、2019年3月末ハローワークで見つけた障害者支援員の仕事に再就職しました。