23統合失調症の息子│安定期

2019年1月妄想の症状が強く出て息子は緊急入院をしました。
ところがわずか5日間で退院となり、妄想の症状が残った息子との生活が始まりました

息子はいったいどうなってしまったのか?
焦っても仕方がないと解っていても不安が押し寄せ、
この状況に困惑した私は食べ物がのどを通らない程不安定になりました。

どうにもならない事を考え続け、息子に隠れてリビングのソファーで泣き続けたり、
時には病気の息子とまともにぶつかり合い、息子を不安定にさせてしまうこともありました。

その後、統合失調症の家族会参加や、ネットや本を読み漁り、息子と少しだけ距離を置くこと、自分の時間を持つことで私は少しずつ心の安定を取り戻しました。

統合失調症の息子の服薬管理

2021年3月末、退院後2年と2ヶ月が過ぎました。

この頃の息子は彼女と過ごす時間が増えています。
今月は息子が彼女の家に泊まる日が増え一週間ほど息子の顔を見ない日もありました。

息子の通っている就労移行支援事業所は土日祝日が休日ですが、私の障害者支援の仕事は月の半分は土日勤務のシフトが組まれます。

2020年10月から宿直勤務も加わり、シフトは4交代で回っており、グループホームの宿直勤務の時は、ひと晩家を空け、翌日の午前中に帰宅する事になります。

私は息子の顔を見るたび、
「薬飲んだの?」「泊まりに行くときには薬を忘れないでね」と言い続けましたが、
飲み忘れる日が続き
先月のクリニック受診日に確認をしたところ、約1ヶ月分の薬が飲み残されていました。

心配になった私は、クリニックの受診日に同行しN先生に相談をしました。

この頃の息子の病状は安定しているので病気の再発はなんとしても防止したい

私の思いは強いのですが、息子はそれ程深く考えてはいない様子です

統合失調症の息子と彼女


息子はちょくちょく彼女のアパートに泊まりに行きます。
泊まりに行かない日は自宅で夕食を摂った後ドライブに出かけています。
1時間から2時間ほどで帰宅しますがこれはほぼ毎日です。

統合失調症は何をするかわからない病気といった偏見がつきまとうことがあります。

偏見は周囲の人だけではなく、統合失調症の当事者家族でも起こり得ます。

世間体を気にして病気を隠そうとか、病気を受け入れずにいる家族の方も多くいると思います。
私も息子の発症当初はそうでした。

世間体が気になって洗濯物を干すために外に出ることすら嫌でした。

愛犬の散歩に外に出るときすら周囲の人の目が気になっていました。

彼女への感謝

感謝をこめて

私は本当に彼女に感謝しています。

言葉にすると薄っぺらく聞こえてしまいそうで伝える言葉に物足りなさを感じますが、息子を理解し支えてくださる彼女にはお礼を言っても言い尽くせません。

息子がなかなか紹介してくれないのでこの場をかりて、心からお礼をお伝えいたします。

統合失調症の息子の服装

息子は病気発症前からとてもおしゃれです。
カジュアルな洋服も着ますが、ジャケットなどをよくネットで購入しています。

そのジャケットの色とかデザインとかがなんとなく変わっているのが気になります
息子が「これどう?」と言ってくる洋服がなんだか私にはしっくりときません

私がセンスないからかなと考えたりもしますが、
次男の洋服は特に気にならないのでセンスの問題でもなさそうです。

就労移行支援事業所の職員さんは「春らしくていいね。」と褒めてくださったようなので余り気にしないでおこうと思います。

彼女はどう思っているのかな?やっぱり少し気になります。