21統合失調症の息子の明るい未来

統合失調症の息子│妄想の消失

息子に妄想について聞くといつも「誰だって妄想あるでしょ?」と言われ続けたので、
いつしか聞かなくなっていました

そんな息子が妄想はないとはっきり言ったのは2020年の6月
退院から1年と4ヶ月の頃でした。

2020年の夏から息子は就労移行支援事業所に入所しました。

昨年の1月に統合失調症と診断されてから、息子はずっと規則正しい生活を続けてきましたので、起床・就寝時間に困ることはありません。

余り気負わず、楽しみながら通所出来るように応援したいと思っています。

そして2年間をたっぷり使って色々な仕事を体験して、息子に合った仕事に就けるといいなと思います。

入所から数日たった日、息子は発熱しました。
おそらくとても頑張っているのだと思います。

このところ、気になっているのはどもること
それに、私から見るといつもぼぉっとしているような様子です。

息子は週5日勤務パン作りや内職業務を行っているようです。
20種類以上のパン作りは、覚える事が多いようで、
大丈夫?と聞くと、「そんなに大変ではないよ」と答えていましたが、
2日程眠れないと訴える日があって心配しました

その後は睡眠も安定している様子で安心しています。
この頃は休憩時間に会話を交わす仲間できたようです

9月にはお給料をいただいたようで大変喜んでいました。


パチンコ店には時々通っているようですが、勝てそうな台がない時は打たないで帰ってくると言うのでそれ以上は聞いていません。

エブリファイ1日3回 6mg×3に変更。

減薬後の変化は、

  1. アカシジアの症状が以前より楽になった
  2. 顔を見て会話をする回数が増えた。
  3. 将来の希望(症状が緩和されお金を貯めたら車を購入する)について具体的にイメージできた

と言うことです。

統合失調症の息子│一人暮らし

息子は12月からひとり暮らしをしたいと、事業所の相談支援専門員や
次男に相談をしていたようです。

次男から「兄貴からひとり暮らしをしたいと相談を受けたので、自分の事を自分で責任が取れるならいいんじゃないの。」と答えておいたよと連絡がありました。

「一緒にアパートを探してほしいし、バイトも始めたい」と言う相談があったと就労移行支援事業所の施設長からも電話がありました。


息子を近くで見ているからしたら、ひとり暮らしやバイトは、まだ早いのでは?
と思い息子にそう話しましたが、「じゃあ、いつならいいの?」と息子はむきになりました。

次のクリニックの受診日にN先生の意見を聞いてみるよと息子は話していました。

ひとり暮らしの時期、バイトの時期など息子なりに真面目に考えているようです。

統合失調症の息子│減薬

退院から1年と9ヶ月が経ちました。
受診日に医師から減薬の指示がありました。

エブリファイ1日2回 6mg×2に変更。

減薬開始から数日後、私が仕事を終えて自宅に着くと同時に、息子は雨の中バイクを走らせどこかへ向かう所でした。

「どこへ向かったの?」とメールを打つと「友達と飯行って来るよ!」と返信がありました。

先日も友達と出かけ、帰りが21時を過ぎていたので心配しましたが、
今回は、午前0時を過ぎても帰宅せず何度電話をかけても繋がりません

朝になってもメールは既読にならず帰ってくる様子がありませんでした。

翌日は祝日でしたが、私は仕事だったので不安な気持ちで家を出ました。

午前11時頃メールで帰宅したとの知らせが入ったので、ホッと胸をなでおろしました。
友人宅に泊まったが、携帯の充電が切れて連絡できなかったと息子は言いました。

その後も週末に友人宅に外泊するようになりました