統合失調症の息子との生活│2021/07車の購入と一般就労

息子はよくわたしをバカにします。
発症前から変わらずそんな感じです。

バカにするってどんな風に?って思いますよね。

例えば、会話の中で

「本当に短気だね、短気は損気だよ」

「本当に子供っぽいね、一体何歳?○○歳なのに子供過ぎない?」

「物を頼むには理由を言うのが当然でしょ、理由を言わないで頼むのはおかしくない?」

「優しくないね、俺の優しさに甘えてない?」

等の発言は息子の口からよく聞きます。


これだけ聞くと正論も含まれており、別にバカにしているわけではないんじゃない?とあなたは思うかもしれませんね。

例えば日常で、息子の思いにわたしが共感しない時、これらの言葉は使われます。

以前はまともに反論していましたが、この頃は言いたいように言わせて逃げるようにしています。

とても悲しくなって疲れてしまうので。

息子の思い全てに共感できれば悲しい思いをしなくて済むのにと思います。

さて、この頃の息子の様子をお伝えしたいと思います。

この記事では統合失調症の発症から2年と7ヶ月が過ぎた息子(27歳)の様子がわかります。

ぜひ楽しみながらご覧ください。

統合失調症の息子│貯金で車を一括購入した!

次男の結婚式の数日後に息子は車を買いました。

先月から彼女や友達と一緒に中古車販売店を回っていましたが、ついに購入に踏み切ったようです。

車は自分の貯金で一括購入しています、わたしは全く手伝ってはいません。

わたしにできることを少しだけ協力しました。
車の任意保険の契約者をわたしにして、わたしの等級をあげただけですが。
でも、わたしなりに頑張ったつもりです。

車の運転については主治医からGOサインが出ています。
問題ないといわれたようです。

まあそれならいいか…と内心わたしは思えないでいます。

息子はスクーターに乗っていて4回も事故をしています。

それらの事故についてどちらが悪いとかではなく、
息子の注意力に問題があるのではないかとわたしは思っているのです。

注意力が低下しているからブレーキが遅れて事故に巻き込まれたりしているのでは?と。

息子は十分に注意して運転をすると言っています。
本当にそうあってほしいです。

車を購入してから数日経ちました。

息子は彼女の家に泊まり続けています。
彼女が「気を付けてね」と声掛けをしてくれていると思います。

わたしは、事故のないようにとただ祈るだけです。

とにかく今月は色々とめまぐるしく落ち着かない気持ちで過ごしています。
変化の多い月だと思います。

だからこそ、地に足を付けて過ごしたいと思います。

統合失調症の息子│本日は企業面接!クローズで挑戦中

つい先日、洗濯物を干しているわたしに息子は尋ねました。
「履歴書ってどこに売ってるの?」

「どこにでもあるよ。100均でもコンビニでも。」
いよいよ動き始めるのかな?と思いながらわたしは返事をしました。

息子は現在、積極的に就職活動をしています。
ちょうど1年前から就労移行支援事業所に通所していますが、そろそろ挑戦したいのだと思います。

10日程前、障害者枠 (オープン) で1件企業見学に行ってきました。
仕事内容は良かったのですが、思った以上に自宅から遠かったので断念したようです。

息子は障害者枠求人応募(オープン)、一般向け求人応募(クローズ)問わず自分が決めた条件に合えば見学に行っています。

そして今回は一般向け求人への応募(クローズ)です。
自宅から車で10分程の距離にある企業です。
一般向け求人という事もあり、今回は見学なしで面接です。

履歴書は丁寧に書いて就労支援員さんにチェックをしてもらい準備万端で出発していきました。

先ほども触れましたが、息子は就労移行支援事業所に通所しており、就労支援員と相談しながら一般就労に向けて活動しています。

わたしは息子の味方になって支援してくれている就労支援員さんに心から感謝しています。

一般就労は難しい?急性期入院から2年4ヶ月が過ぎた回復期の息子←ハローワークで仕事を探そうと考えている方はコチラの記事もチェックしてくださいね。

息子の人生は息子のもの!応援しながら見守るわたし

統合失調症│息子の日課は再発防止に有効?症状が安定している理由←で書きましたが、息子との生活でわたしが気を付けていることは下記の5点です。

うみ

1、息子の生活全般に口出しをしない。
2、息子の判断したことを否定しない。
3、息子のしてくれることに素直に感謝する。
4、息子が許す範囲でお願いごとをしている。(愛犬の散歩など)
5、息子の行動に制限をしない。


私が勝手に先回りして動かないように気を付けています。

以前、息子の主治医に「息子に対して私が出来ることはありますか?」と尋ねたところ「今はない。」と即答されました。

その時、わたしは主治医からいまさら何を言っているんだ!と言われたような気になり自分を責めました。

息子の退院直後の頃のわたしは泣き出しそうな情けない顔をしていたのでしょうか。
息子からは「疲れを俺に押し付けるな」と言われることが数回ありました。

辛いふたりが一緒にいてもいいばかりではないとその時確信しました。

その後、考え方を改め息子の調子がとても悪い時も一定の距離感を大切にしました。

今は、良くなっているので尚更ですね。

わたしが頼りにしていた相談支援専門員Aさんと最後の面談

担当の相談支援専門員が退職したら?←で詳しく記事にしていますが、頼りにしていた相談支援専門員のAさんが退職されました。

私にとって大先輩でもあり、大好きな方でした。
Aさんなら何でも話せると思っておりましたし、実際に全てを包み隠さず話して支援して頂きました。

息子の味方は就労移行支援事業所の職員さんたち、そして私の味方は相談支援専門員のAさんとわたしは勝手に決めていました。

わたしは相談支援専門員のAさんを通して就労移行支援事業所の方に自分(当事者の親)の気持ちを伝えていました。

だから、このパイプ役のAさんが退職されることに大きな不安を持ちました。

Aさんはそれを察して新しい相談支援専門員の方に繋げて下さり、先日3者面談を行いました。

新しい相談支援専門員のBさんは男性ですが物腰柔らかな方でした。

今後はBさんに相談しながら息子の未来を応援していくつもりです。

Aさんとの最後の面談はとても寂しい気持ちになりました。

Aさんの存在の大きさと相談支援専門員の大切さについてしみじみ考えさせられました。

あなたも、遠慮せず相談されることをおすすめします。

自分だけではどうにもできなかった事項が改善して、ホッと穏やかな気持ちになることもあると思います。

社会資源(制度・施設・公的機関・医療機関)は自分で調べて活用しよう!

あなたは、障害年金精神障害者保健福祉手帳はご存じだと思いますが、自立支援医療についてはご存じでしょうか。
あるいは、障害者グループホーム精神障害者生活支援センターについてはどうでしょう。

わたしは、息子が妄想が残った状態で退院した時いったいどうしたらいいのか全く解らず、色々と調べてひとつずつ使えるものを利用してきました。

以下の記事にはそのころの様子があるのでぜひご覧ください。

体調が安定してお仕事に向けて考え中の方はわたしがおすすめの就労移行支援事業所についてもぜひチェックしてください。

地域によって利用できる事業所が違うので合わせてご確認くださいね。