「ハッピーバースデー」をオーディオブックjpで聴いて感動!泣きたいならこの本

今回わたしが選んだ本は累計150万部を超える大ベストセラーとなった「ハッピーバースデー」です。

オーディオブックJP の「ハッピーバースデー」は、主人公のあすか斎藤千和、兄の直人石田彰、祖父に内海賢二など、実力派の声優をそろえドラマ仕立てで聴くことができます

超豪華なプロのナレーターが読み上げてくれるのですごい迫力です。

「ハッピーバースデー」という本は、親子のきずな、学校でのいじめの問題、職場での人間関係、夫婦の関係性、義父母との関わり方、様々な人間関係についてしっかりと書かれています。

更には人の心の闇まで言及しているところが、更に引き込まれる要因になっています。

『ハッピーバースデー〜命かがやく瞬間〜』(ハッピーバースデー いのちかがやくとき)は児童書で、1997年12月に金の星社から刊行されました。

以降、コミック化やアニメ映画化され(1999年公開)、ドラマ化(2009年放映)もされています。

2005年に文芸書版として刊行されている『ハッピーバースデー』の作者は青木和雄氏と吉富多美氏です。

わたしは現在、職場で精神的虐待を受けた利用者さんと関わることが多いので 、この文芸書版として刊行されている『ハッピーバースデー』をオーディオブックjpで 聴いてみようと早速ダウンロードしました。

ハッピーバースデー 」をオーディオブックjpで聴いて感動!ネタバレ

では、早速ですが「 ハッピーバースデー 」を聴いて感動した本の内容について、ネタバレになりますが、あなたにお伝えしようと思います。

親からの愛を受けずに育ってきた11歳のあすかは、 母、静代から心無い言葉を浴びせかけられ続けたある日、突然声を失います。

声を失った娘の異変に気づかない母、静代は、優等生の兄、直人にすべての愛情を注ぎ、あすかをまるでいないかのように扱います。

「生まれてこなきゃよかった・・・」

心を閉ざすあすかは死を意識します。
そんなあすかに手を差し伸べたのは、事情を知った兄の直人でした。

直人はあすかを母親の手から逃し、田舎の祖父母へ預けます。
あすかは、自然に囲まれた環境で祖父母の深い愛につつまれ、すこしずつ心を取り戻していきます。

声を失い、心を閉ざし、数々の悲劇に見舞われるあすか。
妹を知らないうちに傷つけてしまったことに苦悩する兄の直人。

しかしまた、あすかを傷つける母、静代にも、心の奥底に子供の頃に沈めた暗い思い出がありました。

人々との出会いや別れによって多くのことを学び、成長していくあすか。

そして、あすかのその姿を見て、あすかを顧みようとしなかった家族も自分たちの過ちに気づき、自分自身の心を見つめ直し、あすかのことを受け入れていくようになります。

アニメの反響等により、母、静代の背景を知りたいという感想が多く寄せられたことから、原作に加筆・修正をし文芸書版が2005年刊行されています。

オーディオブックjpでは児童書版で詳しく描かれなかった母、静代の心の闇や、あすかを愛せない理由も丹念に描かれており、若い方からお年寄りまで幅広い年齢層に感動を与える内容になっています。

真実の「家族愛」とは?
大切なことに気づかされる物語です。

オーディオブック版 「 ハッピーバースデー 」の詳細情報

オーディオブックjpは、家事をしながらでも聴くことができます。
「耳のスキマ時間」が読書時間に変わるんです。

オーディオブックjpは読み聞かせをしてもらっている感覚で聴くことができます。

超豪華キャストをご紹介していこうと思います。

藤原あすか:斎藤千和
藤原直人:石田彰
藤原静代:沢海陽子
藤原裕治:堀内賢雄
祖父:内海賢二

祖母:斎藤昌
橋本敦子:甲斐田裕子
真田:伊丸岡篤
黒澤修:保村真
浜本晶:木川絵理子
吉浦茂:五十嵐裕美
青田祥司:小幡記子

金沢順子:小野涼子
野村真知子:中嶋アキ
杉本薫:斎藤恵
杉本徹郎:坂本くんぺい
順子の父親:遠藤大智
星なつき:野田順子
ナレーション:田中敦子

「ハッピーバースデー」をオーディオブックjpで聴いて感動!感想│まとめ

わたしは自分の人生に重ねて読み進めました。

小学生の頃となると40年も前のことなのに、思いがけず鮮明に自分の過去を思い出すことができました。

子供の頃の自分、そしていじめられていたクラスメイトに自分がどんな風に接したか。

わたしがどんな子供だったかとか、その頃のわたしはどんな風に家族に接していたのかとか。

親から「わがまま」だと言われ続けたこと。弟といつも比べられたこと。

祖父母に甘やかされて育てられたこと。

祖母のお料理が本当に美味しかったこと。

わたしの人生に比べるとこの本は美しく完成させられた物語だと思いました。

こんな調子のいい話はあるものか!と頭の片隅では思いながら、それでも涙が出たのは私自身の過去に対する後悔なのだと気付きました。

この物語を読みながらわたしは過去へ帰り、自分を振り返り、本来ならもっともっと大切にしなければいけなかったものを大切にしてこなかったことをまざまざと突き付けられました。

わたしはあすかでもあり、静代でもある。

だから心に響いたのだと思います。

わたしは、ダメな子供でした。

そして子供じみた母親でした。

うんざりするほど嫌で吐き気がするほどイライラさせられても、わたしのどこかに静代のようなところがある気がしました。

拭っても拭っても拭いきれない自分を責める感情。

その時はそれと気付かず心理的虐待をして息子を追い詰めていたのかもしれない。

息子を病気にしたのはわたし。

そんな償いの涙がとめどなく溢れたのかもしれません。

それでも気付いて、気付いた時からやり直せばいい。

生きているうちに気付くことができて残りの人生で息子たちを大切にできればいい。

今はそう思っています。

あなたも聴いてみませんか?

きっとたくさん涙を流したあと少しだけ心がすっきりすると思います。

「ハッピーバースデー」をオーディオブックjpで聴いてみて良かった。

良い休日を過ごすことができました。

あなたもこの機会にぜひお試しくださいね