就労移行支援事業所サービス担当者会議で得た事実!息子は支援員を頼りにしている?

「サービス担当者会議」をご存じでしょうか。

サービス担当者会議は、サービス機関が一堂に会する貴重な場であり、連携して支援を進めるうえで欠かせないものです。

今回息子の為に開かれたその会には、市の障害福祉課の職員1名相談支援専門員1名就労移行支援事業所の施設長就労支援員1名息子親(私)計6名が参加しました。

この会で行うことは、息子の支援目標の確認それぞれの役割の明確化、そして最終的にどこに向かうのか(支援のゴール)の共通認識です。

サービス機関の担当者が息子の未来の為にどのような方向性で支援していくか確認をする会議と言う捉え方でいいと思います。

この記事ではサービス担当者会議で得た事実と息子は支援員を頼りにしているのか?がわかります。

サービス担当者会議で得た事実

サービス担当者会議はこの夏から担当になった相談支援専門員(男性)の司会進行で行われました。

最初に就労支援員が息子の過去1年間の施設訓練の振り返り、就職活動の経過、体調について、今後の計画についての報告をしてくれました。

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「就労移行支援事業所での訓練の振り返り」について

息子は令和2年8月から就労移行支援サービスの利用を開始した。

利用当初より週5日通所で訓練内容は主に食品の製造作業、食品の販売作業(施設外販売)、内職を行なった。

新規の利用者や実習生には親切に対応するなど状況を読む力に優れており、対人関係も良好であった。

時折、体調不良があったが、その都度職員に相談することができていた。

「就職活動の経過について」の報告

令和3年1月から就職活動開始。

ここでは、障害者雇用での就職(オープン)や一般での就職(クローズ)のメリット、デメリットの説明を行った。

令和3年5月に手帳を申請し8月に発行された。

7月に職場見学に行くが面接には至らず。

8月には別の会社の面接を受けるが不採用。同月に1件採用されたが本人の希望とずれが生じたため採用を辞退。

8月のお盆明けから就労移行支援事業所の訓練作業を中止し、就職活動に専念する。

9月、履歴書作成や面接練習などを事業所で実施。

就労移行支援事業所での体調不良の報告と欠席について

令和2年12月、作業中体調を崩し病院を受診。その後1日欠席1日早退があった。

令和3年1月、バイク事故がありバイク修理などで数日欠席。

同月、ウイルス性胃腸炎で1日欠席。

令和3年2月、不眠の相談がありその後早退。眠剤の処方をされたと報告あり。

令和3年3月、定期薬の不足の相談があり早退、その後薬の処方を受ける。

令和3年5月、食あたりで欠席。

令和3年6月、不眠の症状で相談があった。

令和3年7月、施設で嘔吐の訴えがあった。

就労移行支援事業所を継続的に利用するが就職活動中心の支援を希望

今後も継続的に支援を希望されているが、それは就職活動においての支援であり、就労移行支援事業所での作業訓練の参加は希望していない。

就労支援員として就職活動の支援を継続的に行っていく。

「息子は支援員を頼りにしているのか?」について

ここで、息子を支援してくれている支援員について記してみようと思います。

息子がいつも相談する方は就労支援員(30代前半の男性)、そしてわたし(母)が相談する方が相談支援専門員Kさん(女性)と分けて、実際そのように相談していました。

といっても、わたしはKさんのいる施設に息子が通っているだけで安心でしたから、実際に相談したのは3回ほどだったと記憶しています。

就労移行支援事業所に通い始めてから1年間はそれで良かったのですが、この夏、相談支援専門員のKさんが退職されることになったのです。

わたしの心の支えであった相談支援専門員のKさんが退職され、時を同じくして息子は就労移行支援事業所への施設訓練を中断しました。

この時初めて、息子にとってもKさんの存在は大きかったのだと痛感しました。

それと同時にわたしは就労支援員(30代前半の男性)の頼りなさに苛立ちを覚えました。

(この方はいったい息子に何をしてくれているのだろう?優しそうには見えるけれど正直頼りない気がする)

施設訓練を中断すれば、息子の様子を毎日見てくれていた支援員の目がなくなる事になる。

わたしの仕事はシフト勤務なので長ければ4日程まともに顔を合わせないのだから、もし息子が体調を崩しても誰にも気付かれないまま数日が過ぎる可能性もある。

わたしは息子が就労移行支援事業所に通所してくれていたこの1年間がいかに恵まれていたかを痛感しました。

話を戻しますが、頼りにしていた相談支援専門員のKさんが退職されたのち、就労支援員さんは度々わたしに電話をくれるようになりました。

しかし、その電話の内容は息子が支援員さんに話すことの事実確認ばかりでうんざりすることが多いのが事実です。

わたしと息子が顔を合わせるのは夕食の時だけ。

わたしの勤務は遅番もあるので一週間のうち顔を合わせるのは3日あるかないかです。

週末は彼女の所に泊まりに行くので、入れ違いになることも多くあります。

結果、息子は「体調不良のため企業面接を中止したい」などの連絡を就労支援員にはするが、わたしにはしないことがあったのです。

就労支援員からは「先日息子さんからこんな連絡があった」とわたしに電話が来るのですが、息子から何も聞いていないわたしは混乱するばかりです。

実際、「えっ?そうだったんですか?」と話がかみ合わず辛い思いを何度もしました。

果たして息子は就労支援員を頼りにしているのだろうか?

サービス担当者会議の後、いいチャンスだったので息子に聞くことにしました。

「優しいし話しやすいよ」

あ…頼りにしているんだなと安心しました。

息子の味方は多ければ多い程ありがたいです。

なるべく多くの方に息子を見守っていただきたいと思っています。

就労移行支援事業所にお世話になれるのはあと10ヶ月の予定です。

今後のことも視野に入れながら先回り支援にならないように息子を見守りたいと思います。