コーギー│乳腺腫瘍

2020年11月23日

そらの乳腺腫瘍を見つけました。
それはとても小さなもので小指の爪ほどの大きさでした。

焦った私は翌日、かかりつけの動物病院を訪れました。
不安げな私の様子を横目に先生は静かな口調で、

  • ①腫瘍をいつ見つけたのか
  • ②そらは腫瘍を気にしているか
  • ③他の症状はないか

の確認をし「わんちゃんの乳腺腫瘍の半分は良性で半分は悪性と言われています、
腫瘍が大きくなるスピードを気にかけながら1ヶ月から2か月後に受診してください
」と続けました。
経過観察中は不安でしかなく、私はモヤモヤとした気持ちで日々を送っていました。
触った感じ腫瘍の大きさに変化はなかったので、それが唯一の心の支えでした。
そらはいつもと変わらない様子で腫瘍を気にしている様子はありませんでした。

2021年1月末日に再受診

2か月が経過した日、再受診をしました。医師は腫瘍の大きさや転移がないかの確認を行った後、
手術をするか、このまま様子をみるか決めてください。
手術を希望するようでしたら電話で日程を決めていきましょう
」と言いました。

そらと話せたらいいのに

腫瘍の大きさに大きな変化がないのだから良性かもしれない。
でも腫瘍を採って調べてみないと正確な判断はできない。
私は迷いました。
長男や次男、犬を飼っている友人やペットサロンのトリマーさんに相談をしましたが、なかなか決める事ができません。
手術をする事をそらは望んでいるのだろうか?
そらと話せたらすっきりするのに・・・私はそう思っていました。

2021年2月乳腺腫瘍摘出手術を決める

私が責任を持って決断しようと思いなおしました。

  • ①腫瘍が小さいのだから良性だと考えられる
  • ②腫瘍をほっておけば悪性に変異する可能性があるかもしれない
  • ③健康体な今なら手術に耐えられるはず

医師に連絡をして日程の調整をしました。
そして2021年2月25日に手術をすることに決めました。

手術直前の様子

その日私は仕事を休みました。

  • ①朝食抜きであること
  • ②水も舐める程度しか与えない事

医師から聞いた注意事項を守り午前10時到着の予定で病院に向かいます。

病院に着くと手術前の検温を行い、医師は念入りにそらの健康状態をチェックしてくれました。
健康状態に問題はありませんので、このままお預かりします。
手術は午後からの予定でいます、手術が終わったら電話を入れますので電話番号の確認をお願いします。退院は3日後で大丈夫だと思いますが、術後の状態でまたご連絡します

医師からの説明を受けた後、私はそらを看護師さんに預けました。

そらはチラッとこちらを見てから病室内に向かいました。

まっすぐ家に帰る気になれない私はウインドーショッピングをしながら手術終了の知らせを待ちました。電話が鳴ったらすぐに出れるように左手に携帯を握っていました。

手術成功のお知らせ

15時23分待ちに待った電話が鳴り、そらの手術が無事成功したお知らせを耳にしました。
私は医師に丁寧にお礼を伝えました。

そらのいない我が家はそれはそれは静かすぎて調子が狂います。
ふと、そらの気配を感じて振り返ってもそこには当然そらはいません。
「そらがいないと静かだね」長男が呟きました。
「ほんとだね」私はそんな返事しかできませんでした。

そらの退院

2021年2月28日午前9時40分医師から電話が来ました。
今日はそらの退院予定日です。
予定通りに今日退院ができるのか、朝からソワソワしていた私は慌てて電話をとりました。
術後の経過も良いので今日退院できますが、来れそうですか?
はい、行きますと答え私は早速準備を始めました。

エリザベスカラーをつけてリビングを歩き回るそらにホッとしながら、
今日はここまでのご報告で次回に続きます。

次回受診は3月6日です。
受診の結果次第で抜糸の日程が決まります。

ちょうどその頃に摘出した腫瘍が良性なのか悪性なのかの結果報告があるようです。